横浜市立大学脳神経外科の医局員である小林夏樹先生の論文が脳卒中の外科学会誌に掲載されました。
横浜市立大学脳神経外科の連携施設である横浜労災病院で行なわれているガンマナイフ治療に関する報告です。
ガンマナイフ治療は転移性脳腫瘍や脳動静脈奇形、良性脳腫瘍などの治療に適し、横浜労災病院では全国的にも有数の治療を行なっております。
脳動静脈奇形に対するガンマナイフ治療後に発生する嚢胞形成は麻痺などの症状の原因となり重要ですが、今まで十分に理解されてきていません。
小林先生は論文において、画像・手術所見・病理像を詳細に検討し、毛細血管の集簇した赤色腫瘤の切除が嚢胞形成をコントロールするために重要である可能性を見いだしました。
横浜市立大学脳神経外科では、関連病院と連携し、新たな知見を集積し、医学の進歩に貢献して参ります。