横浜市立大学脳神経外科の同門である菅野洋先生の論文がJournal of Clinical Neurology誌に掲載されました。
論文は、髄液漏出症に対するブラッドパッチ術の有効性予測因子の検討についての報告です。
髄液漏出症は特発性や外傷性に脳正規髄液の漏出を生じ、起立性頭痛や嘔気などを生じる疾患です。重症時にはブラッドパッチ術を施行することがありますが、治療の有効性を予測する因子は十分検討されていませんでした。
本論文では、多数の治療経験を基に詳細な検討を行ない、症状・経過期間・年齢・髄液圧・画像検査上の特徴などの、治療改善の予測因子を報告しています。