研究・論文

鴨川 美咲先生らの原著論文がNeurosurgical Reviewに掲載されました

当教室医局員の鴨川美咲先生が横浜医療センターと横浜労災病院の共同研究として取り組まれていた聴神経腫瘍の初回治療選択に関する論文がNeurosurgical Reviewに掲載されました。

Surgical and radiosurgical outcomes for Koos grade 3 vestibular schwannomas.

聴神経腫瘍Koos3に対し、横浜医療センターで摘出を行った開頭腫瘍摘出術群と横浜労災病院で照射を行った放射線治療群の治療成績(腫瘍制御・合併症・機能温存)を比較し、Koos3に対する初回治療選択を検討しています。放射線治療の効果はKoos3・4に対しても確立されつつありますが、照射後の一過性膨大の予測は時に困難であり、Koos3における腫瘍制御因子になり得ます。放射線治療群における治療後の体積変動をまとめ、照射後に体積増加が生じやすい腫瘍の特徴や、初回治療で摘出術を考慮すべき因子について手術群の長期成績と比較しながら論じています。

関連記事

TOP