三宅茂太先生の、新型コロナウィルスの生物学的特性に関する研究が「digestive endoscopy」に掲載されました。
三宅茂太先生は横浜市立大学脳神経外科の大学院生として新型コロナウィルス感染症についての臨床及び研究に従事してきました。
論文は無症状の患者さんについて、上部及び下部消化管内視鏡検査で採取された消化管液中の新型コロナウィルスの存在を証明したものです。以前より便中への新型コロナウイルスの排出は指摘されていましたが、無症候の方々の胃液・腸液中の新型コロナウィルスの存在を示した診療科横断的研究です。新型コロナウィルスへの暴露が水面下で広がっていることを示す知見のひとつで有り、医療的処置において注意喚起を要する証拠のひとつになります。