研究・論文

今西雄也先生らの原著論文が Acute Medicine & Surgery に掲載されました

専攻医の今西雄也先生(論文掲載時の所属:横浜市立大学附属市民総合医療センター 高度救命救命センター)らの原著論文が Acute Medicine & Surgery に掲載されました。

論文リンク:Multiple trauma and shock vital signs as potential for improved outcome in patients with severe head trauma

重症頭部外傷に多発外傷とショックバイタルを伴う患者において、予想に反して良好な転帰を示す症例が散見されます。本研究では、これらの患者背景や外傷重症度、初期対応と予後の関連を後方視的に検討しました。その結果、ショックバイタルを呈する頭部外傷症例において、積極的な初期治療によりむしろ良好な転帰を示す症例が多いことが分かりました。従来のショックを合併していれば予後不良、という概念に再考を促す結果であり、重症頭部外傷における初療戦略の最適化に資する知見になると思われます。

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