2025年2月20日から23日にかけてインド・ニューデリーで開催された第15回Asian Oceanian Epilepsy Congress(AOEC)において、附属病院の池谷直樹助教が招待演者として登壇し、2題の講演を行いました。
AOECは国際抗てんかん連盟(ILAE)が主催する、アジア・オセアニア地域最大級のてんかん専門学術集会です。
講演のひとつである「Thalamic SEEG for Neuromodulation Target Selection」では、てんかんに対するニューロモデュレーション治療の効果を最大化するためのアプローチとして、定位的頭蓋内脳波(SEEG)を用いたターゲット選択の治療コンセプトとその有用性について発表が行われました。
また、「RNS and beyond」では、米国で先行導入されているResponsive Neurostimulation(RNS)の現状と、アジア・オセアニア地域における今後の応用可能性、新たな活用方法について紹介されました。
両講演とも、アジア・オセアニア各国からの参加者との活発な質疑応答を通じて議論が深まり、大変有意義な機会となりました。