医局員の藤井啓太先生(現:済生会南部病院勤務)らが、横浜栄共済病院で経験した症例報告がSurgical Neurology Internationalに掲載されました。
REZおよびcisternal portion (CP)におけるdouble compression (DC) typeの顔面痙攣の症例報告です。DC type の顔面痙攣ではCPの圧迫が見落とされやすいだけでなく、一方の血管を除圧することで、もう一方の神経圧迫が増悪することがあります。AMRモニタリングを用いることで、CPでの圧迫を見落とすリスクを軽減し、さらに術中操作によって生じる圧迫の変化をリアルタイムで認識することが出来る可能性があることを示しました。