横浜市立大学医学部医学科4年生の杉野杏夏さんが、当教室脳腫瘍グループにてリサーチ・クラークシップを行っていた研究成果を2023年12月3−5日に開催された第41回日本脳腫瘍学会学術総会で発表しました。
演題名:グリオーマにおけるMGMTメチル化短時間判定法の試み
MGMTのメチル化はグリオーマの予後予測ならびに治療予測因子として重要ですが、これまでの解析手法(MSP法)は数日の時間と労力を要していました。杉野さんが今回用いた新たな解析手法(HRM法)では、DNA抽出後約2.5時間で判定を出力することが可能となりました。
杉野さんの感想:この度、私が取り組んできた成果を多くの先生方と共有する機会をいただきました。質疑応答の時間では、実験の参考にした論文を執筆された先生ともお話しでき、大変貴重な時間でした。発表するまでにたくさんの方の力をおかりしたことを感謝しております。
当教室は、引き続き医学部学生の教育と発表機会の充実にも取り組んでいきます。