2023年9月29日の第28回日本脳腫瘍の外科学会において、イブニングセミナー「適応拡大になったヒストアクリルを用いた腫瘍塞栓の有効性」で附属病院の秋本大輔助教が講演をしました。
術前腫瘍塞栓のrisk and benefitと題して、最近の腫瘍塞栓の有効性や役割に関するレビューを行い、controversialな部分が多いことに言及すると同時に、秋本先生らの研究成果として術前腫瘍塞栓の再発抑制効果に関して提示がなされました。腫瘍のかなり近傍までカテーテルを誘導することで安全性を確保していることや、血管芽腫は特に過去のレビューからもNBCAが有用であることなどを報告されました。
会場では様々な質問がなされ、多くの先生方が関心のある領域であることが実感される発表となりました。
このような機会をいただきました、第28回日本脳腫瘍の外科学会会長の松尾孝之先生をはじめ、ビー・ブラウンエースクラップ株式会社の皆様に熱く御礼を申し上げます。