篠原直樹先生の論文がChilds Nerv Syst.に掲載されました

当教室医局員の篠原直樹先生が、神奈川県立こども病院勤務時に経験した神経内視鏡下での嚢胞開窓術に関する論文がChild’s Nervous Systemに掲載されました。

小児の脳室内嚢胞性疾患に対する内視鏡治療について報告した論文です。

これまで、同疾患に対してはC-P(脳室腹腔)シャント術が一般的な治療法でしたが、同治療法はシャント感染症や目詰まりなど課題も多いとされてきました。そこで、近年は専ら神経内視鏡を用いた開窓術が新たな治療法として浸透してきているものの、開窓部の閉塞による追加治療が課題となっています。

本論文では、開窓を2箇所以上設けて髄液の流路を作ることで開窓部の閉塞を予防し、中脳水道狭窄を伴うような病変(四丘体嚢胞)では嚢胞開窓部の閉塞に備えて内視鏡的第三脳室開窓術(ETV)を併用することで、治療成績の向上に寄与する可能性があることを示しています。