大島聡人先生の論文がBritish Journal of Neurosurgeryに掲載されました

大島聡人先生が神奈川県立がんセンターで経験した症例を報告した論文が、英国脳神経外科学会のofficial journalであるBritish Journal of Neurosurgeryに掲載されました。

頭蓋骨を摘出した後の再建方法としては、チタン製メッシュやオーダーメイドの人工骨を用いることが一般的ですが、それぞれ短所もあります。チタン製メッシュではカバーできる面積に限界があり、また人工骨では頭蓋骨欠損の期間も生じる上に二期的手術が必要になります。

本症例では、肉腫の巨大頭蓋骨転移に対する摘出術に際して、摘出直後の頭蓋骨に15分間の放射線(50Gy)を照射し、その頭蓋骨を用いて再建するというユニークな再建法が奏功しました。

本法では本人の頭蓋骨を利用するので被覆面積やアレルギー反応の心配が不要です。また、一回の手術でジャストフィットの頭蓋骨形成を行うことが可能です。術後1年で腫瘍の局所再発や骨吸収は認められていません。

(※本法は放射線治療科との協力が不可欠なので、どの医療機関でも行える方法ではありません。)