研究・論文

宮田裕也先生の論文が Cureus に掲載されました

このたび、宮田裕也先生(指導医:堀 聡先生) の研究成果が国際学術誌 Cureus に掲載されました。

論文情報
Miyata Y, Hori S, et al.
Intracerebral Hemorrhage Following Bypass Surgery for Atherosclerotic Internal Carotid Artery Occlusion Without Hyperperfusion: The Potential Role of Donor-Recipient Mismatch.
Cureus. 2025; 17(7). Published online 2025 Jul 1.

研究概要
動脈硬化性内頸動脈閉塞症に対するSTA-MCAバイパス術後の出血性合併症は、これまで過灌流が主因とされてきました。しかし、その報告は多くはありません。

本症例報告では、術後SPECTにて過灌流所見を認めず、また他の出血性素因もない状況で、STAとMCA皮質枝の口径比が1.94と顕著なミスマッチを示した症例において、術後脳出血を認めました。

この結果から、吻合部における圧力上昇が過灌流を伴わない出血の一因となった可能性が考えられ、さらに、ドナーとレシピエントの血管口径差(ミスマッチ)が出血リスク因子となり得ることが示唆されました。

臨床的意義
本研究は、従来もやもや病術後に注目されてきた「口径差の問題」が、動脈硬化性病変に対するバイパス術においても重要なリスク因子であることを示したものであり、今後の治療戦略や術後管理において重要な知見となります。

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