附属病院の池谷直樹助教(論文掲載時の所属:ピッツバーグ大学)らの症例報告がJ Neurosurgに掲載されましました。
本研究では、脊髄損傷後の上肢運動・感覚機能再建のためのBrain-Computer Interface(BCI)実用化にむけて、ロボット支援下外科手術技術を応用した、新たなBCIデバイス留置法を開発しました。正確な位置へのデバイスの誘導、単回で十分に挿入するための角度設定、ヒューマンエラーを回避した繰り返し動作により、正確・精密・低侵襲なBCIデバイス留置を行い、200日を超えて高い質の情報通信を維持し、バーチャルアームの正確な動作、手指感覚の再現を達成しました。本法が今後のBCI手術のスタンダードとして、広く活用されることが期待されます。